ネット電話(IP電話)について 2002/11/18 第1版 2002/11/20 第2版 宗近(munetika@niji-net.com)  昨今、話題になっているネット電話(IP電話)について私の知っていることを 書いてみました。 1.Phone to Phone(電話対電話) 1) BBフォン ソフトバンク傘下のBBテクノロジーが「Yahoo! BB」、「BBフォン」として 提供しているサービス。  BBモデムに電話機を接続して、通常の電話と同じように使用できる。  Yahoo! BB会員同士の通話が無料であり、Yahoo! BB会員でない通話先でも 国内通話3分7.5円という、国内最安値の通話料を実現している。音質も思っ たほど悪くはない。一応FAXも使える。 http://bbpromo.yahoo.co.jp/  今のところ(2002年11月現在)、すぐに加入できるIP電話はBBフォンだけです が、他の大手ISPも巻き込んで以下の動きがあります。 「メガコンソーシアムもIP電話相互接続の実験開始へ、来年4月本格化目指す」 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/11/15/16.html  2003年春には色々な会社のIP電話が実現されていることと思います。 2.PC to Phone(電話対PC) Win XP(日本語版(^^;)標準の電話サービスは、eAccess と提携しています。 eAccess 以外の回線を使用していても、利用できます。 料金的にも低廉で、Win XP リリース時に大々的にアピールされてましたが、 当時はルータ越しの利用ができず、使える環境は限られていました。 最近では、対応ルータも増えてきて、使えるようにはなってきましたが、 普及には至っていないようです。 音質的には、特に問題ない…むしろ、一般固定電話より良いかも…と、 雑誌で評価されていました。 (By たっきーさん)  あと、「ただTEL」もPCから普通の電話と通話ができるらしいです。 http://www.tadatel.co.jp/ 2.PC to PC(PC対PC) 今のところネット電話の形態として、利用が多いのはこの形でしょう。  種類もたくさんあります。  1) Yahoo! Messenger(Windows版) Yahoo! MessengerのWindows版では、音声チャットの他、ビデオチャッ  トも行える。ただし、ビデオチャットを行うにはTCPの5100番ポートが外  部に開いていることが必要。   音声や文字のメッセージについては、httpのポートを使ってサーバー  と通信しているらしい。ファイアウオール内部から音声チャットを簡単  に行う唯一の方法かもしれない。ただし、音声チャットについては一度  に通話(発言)できるのは1名だけ。 http://messenger.yahoo.co.jp/  2) BitArena 株式会社シリコンコンテンツが提供する無料IP電話。通話時に広告が  入る以外は通常の電話として使える。ファイアウオール内部で使うには  ルータで静的NATの設定が必要だが、後述するWindows Messengerよりは  設定する個所が少ない。音質はかなり良い。  http://www.bitarena.com/ 3) Windows Messenger WindowsXPに標準で付属するメッセンジャーソフト。UPnPに対応する。  Windows2000等のMSN Messengerと互換性がある。(但し、MSN Messenger  はUPnPに対応しない)   使用するプロトコルはSIP。 ISPによっては、PCの通話をサポートする。 4) Net Meeting Windows2000以前の標準のメッセンジャーソフト。後述するGnome Meeting  と互換性がある。MCUを使用することで2個所以上の複数地点との会話を  実現できる。   使用するプロトコルはH323 5) Gnome Meeting Gnome上で動作するメッセージソフト。私の知る限りではLinux上で動作  する数少ないソフト。   WindowsのNet Meetingと互換性があり、相互に会話可能。   使用するプロトコルはH323   現在、パッケージに存在するのを確認しているディストリビューション  はRedHat7.3とKNOPPIX(英語版) この他にも、Linux上で動作するKPhoneとかがあるようですがまだ確認に 至っていません。  ※MCUとは  マルチプルコントロールユニットのこと。H323のクライアント同士のメッ セージ交換を実現する。  商用のものの他、フリーのOpenMCUも存在する。(現在、RedHat7.3上では 動作を確認できています)  OpenMCUについて詳しいことを知りたければ、2002年11月号のSoftware Design を読んでください。