冬に流行する 赤ちゃんがかかりやすい感染症まとめ
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子育て, 赤ちゃん・こどもの病気 子育て, 感染症対策, 赤ちゃん・こどもの病気, 風邪予防
寒くなってきましたね!
空気が乾燥し、気温が低くなる冬季は、感染症がピークを迎える季節でもあります。
冬季に流行する感染症にはかぜ症候群、インフルエンザ、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性の感染性胃腸炎、RSウイルスなどの呼吸器感染症があります。
インフルエンザも一月から本格的な流行シーズンに入っています。
今回は冬の感染症についてまとめてみました。
Contents
全ての感染症の主な原因
●空気の乾燥
冬に流行するウイルスは低温や乾燥を好むウイルスが感染力を高めます。
乾燥した環境はウイルスの感染スピードを加速させてしまいます。
また、冬は寒さで人間の抵抗力も落ち、空気の乾燥によって からだの異物(ウイルスなど)が入って来るのを防ぐ機能も低下していきます。
●感染源
赤ちゃんが感染するのはほとんどは外界からです。
▶くしゃみなどからうつる「飛沫感染」
▶ウイルスを持った人からうつる「接触感染」
▶口移しからうつる「経口感染」
▶空気中に漂っているウイルスからうつる「空気感染」
赤ちゃんが感染しやすいウイルス
RSウイルス(急性呼吸器感染症)
ほとんどの子どもが2歳までに少なくとも1回はかかるウイルス。初回の感染は重くなる傾向あり。
繰り返し感染することによりだんだん症状が軽くなり、大人では「咳風邪」として経過する。
潜伏期間
2日〜8日間ほど(通常4〜6日)
症状が出る期間
7日〜20日ほど(初感染でと再感染では異なる場合あり)
症状
①鼻水:鼻水が多く出ます。
②咳:1歳前後では、気管支に達すると「ゼーゼー」という音が伴うのが特徴。
熱:38度〜39度の熱が出ることもある
ケア方法
ワクチンなし。
●鼻水をこまめに吸う。
●メントール系のジェルを胸や背中周りにぬって気管支炎を和らげる
溶連菌(溶連菌感染症)
のどに感染し、咽頭炎や扁桃炎、それに小さい赤い発疹を伴う猩紅熱といった病気を引き起こす。
潜伏期間
2〜5日間くらい
症状が出る期間
5〜10日間くらい
症状
①のどの痛み:鼻水が多く出ます。
②発熱:38度〜39度の熱が出ることもある
③嘔吐:風邪の症状に似たもの
④胸や首、顔、手首や足首に小さくて赤い発疹(痛みをともなうかゆみ)があらわれることがある
⑤舌にイチゴのようなブツブツ(イチゴ舌)が発生することもある
⑥熱が下がると手足の皮がむけることがあります
ケア方法
●鼻水をこまめに吸う。
●メントール系のジェルを胸や背中周りにぬって気管支炎を和らげる
予防法
ワクチンなし。
手洗いやうがい、マスクを徹底しましょう。
ノロウイルス(感染性胃腸炎)
一年を通して発生するウイルスですが、特に冬に流行します。
手指や食品などを介して体内に入り、腸の細胞内で増殖し感染。合併症を引き起こすと長引くことも。
潜伏期間
1〜2日間くらい
症状が出る期間
1〜2日間くらい
症状
①激しい吐き気、嘔吐
②腹痛、胃痛、下痢
③発熱:38度〜39度の熱が出ることもある
ケア方法
脱水症状に注意!
イオン水(ポカリスエット等)などでこまめに水分補給をしましょう
乳製品やおなかがゆるくなる繊維質の多い食材は控えましょう。
予防方法
ワクチンなし。
大人にもうつるので家庭内で感染者が出た場合、マスク必須です。
嘔吐物は 塩素系漂白剤で拭き、除菌しましょう。
色落ちがきになるものは 濃度70〜80%の消毒用アルコールなどで3〜4回拭いてください。
▶我が家のノロウイルス奮闘記録はこちら
インフルエンザ(気道感染症)
インフルエンザにはA、B、Cの3つの型があります。
風邪よりも強力なので体力消耗します。
潜伏期間
1〜3日間くらい
症状が出る期間
7〜10日間くらい
症状
①発熱:38度以上の高熱が続きます
②頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れ、のどの痛み、咳、鼻水などの風邪の症状も現れます。
B型では嘔吐や腹痛を起こす赤ちゃんもいます。
予防方法
生後半年からワクチンが受けれます。ワクチンの効果が現れるのは接種2週間後くらいから。
流行前の接種をおすすめします。
ロタウイルス(感染性胃腸炎)
ノロウイルス同様に感染性胃腸炎を引き起こします。ノロよりも下痢が酷くなる傾向あり。
下痢便が白っぽくなるのも特徴。
潜伏期間
1〜3日間ほど
症状が出る期間
1〜2週間ほど
症状
①ひどい下痢
②嘔吐
②発熱:38度〜39度の熱が出ることもある
ケア方法
下痢が続くと赤ちゃんはすぐに脱水症状になるため注意が必要です!
イオン水(ポカリスエット等)などでこまめに水分補給をしましょう
乳製品やおなかがゆるくなる繊維質の多い食材は控えましょう。
予防法
任意で生後半年後から予防接種を受けることができます。
「予防接種を受ければ感染しない」ということはないですが、感染しても重症化しづらくなる。
手洗いと うがい が予防の基本
家族全員で予防しましょう!
帰宅したら まずは「うがい」「手洗い」をしっかり習慣づけることが大切。
風邪をひいている時はもちろん、鼻水や咳、くしゃみが出る時はかならずマスクをして赤ちゃんと接しましょう。
電車やバス、人混みなど 不特定多数の人と接する機会が多い時は 自分が健康でもマスクを着用することをおすすめします。
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